日本人の美意識に通じる
イタリアンジュエリーとの出会い。
きっかけは2015年春、ヴェネチア・ムラーノ島の旅でガラス工房に立ち寄ったことでした。そこで目にしたのが、金銀の箔を中に閉じ込めた
繊細なデザインの吹きガラスです。13世紀から受け継がれるヴェネチアングラスの技術に基づきながらも、伝統的なそれと一線を画す作品群は、これまで見たことがないほど新しいデザインと洗練された美しさで、私の心をとらえて離しませんでした。
人々が数百年をかけて厳選した素材と、琢磨した技術。伝統工芸特有のこうした含蓄を、日本人は「高級感」と呼び、尊ぶのだろうと私は思います。しかも私を魅入らせたジュエリーは、ムラーノ島で生まれ育ち
パリなどで感性を磨いた若手女性デザイナーの作品です。伝統とモダンの妙なる融合は、日本の美意識に通じるものがありました。
パリのジュエリー展示会でふれた
デザイナーの真摯な思い。
「彼女の作品を深く知りたい」と考えた私は、デザイナーのManuela(マヌエラ)がパリの国際ジュエリー見本市「BIJORHCA(ビジョルカ)」に年2回出展していると知り、そのタイミングでパリへ飛びました。
そこで目にした作品群は、どれも期待を超えるものばかり。特に高級ラメ素材Lurex®とコラボレーションしたヴェネチアングラスのジュエリーは、色や素材の組み合わせがとても絶妙でした。どこでこの感性を身につけたのか尋ねると「そうね…生まれつきかしら」とウインクして微笑むManuela。
ガラス工房をもつ職人の家系に生まれた彼女らしい自信、そして職人ならではの探求心と着想力に、小さな感動を覚えました。
作品に込められたデザイナーたちの
心もいっしょに日本へ伝えたい。
パリ滞在中、ルーブル美術館に隣接する「装飾芸術美術館」へ出かけた私は、さらに新たなジュエリーに出会います。それは内装建築家としてフランス国立高等装飾美術学校で教鞭をとる女性デザイナーPascale Lionによるクリエイションでした。
彼女は、中世から伝わるチェーンメイル(鎖かたびら)の技術を応用してインテリアデザインを手掛ける中で、サンプルから一つのネックレスを生み出したそうです。それは人体に安全で、耐久性に優れ、且つスカーフのように繊細でしなやか。建築発想の“機能美”に満ちたジュエリーは、彼女の身近な人の手にわたり、やがて広く知られていきました。
創作の背景を知った私は、彼女の作品を日本でも広めようと思いました。そして、彼女をはじめとする優れたデザイナーのサポーターであり続けようと心に決めたのです。CARILLONでは、こうしたデザイナーたちとの出会いと共感、それを大切な皆さまへお伝えしたいという熱意をもとに、心からおすすめできるジュエリーをご紹介しています。
長い愛着にお応えするために、
金属アレルギーや耐久性にも配慮。
もうひとつ、CARILLONがこだわっているのは、肌へのやさしさと優れた耐久性です。
「Manuela Zanvettori Murano」では接触性皮膚炎を起こしにくいLurex®を、「Pascale Lion」では医療用高品質ステンレスを、「KMO PARIS」ではアレルギーが起きにくい金属「Kamelite®」を使用するなど、いずれも安全への高い配慮が施されています。
また、各ブランドともに耐久性の面でも鍛え抜かれた素材を採用していますので、長くその美しさをお楽しみいただけるでしょう。
着ける人の一部となり、
新たな一面を引き出してくれるジュエリーを。
人の美しさは一瞬ごとに、また年を重ねるごとに変わっていきます。だからこそ「自分を変えたい」という願いは、きっと叶えられるはず。
CARILLONがお届けしたいのは、あなたの未知なる美を引き出すジュエリー。新鮮な色づかいやバランスをもち、抜け感がありながらも、日本人に自然となじむアイテムを揃えています。それらは身に着けるひとの新しい一面を引き出すだけでなく、周りの人々にも新鮮な喜びをもたらすでしょう。
作品は、各ブランドが年に2回(春夏・秋冬)新作を発表するタイミングで私自身がパリに赴き、デザイナーと対話をして、納得できるものだけを直接買いつけております。心からご満足いただけるよう、服とのコーディネイトや、着け方のアレンジもご提案。お直しのご相談も承ります。すべては、大切なジュエリーと長く付き合っていただきたいからこそです。
美しい感動をもたらし、あなたを高めるジュエリーに出会っていただけることを、心より願っております。